スキーシーズンも終わり、ハイキングシーズンになりましたので、今年も赤城山からスタートです。本当はもう少し早くからハイキングシーズンを考えていたのですが、週末の天気が悪い日が続いたので今週末からです。
赤城山はこれまでに、地蔵岳、長七郎山、鍋割山、駒ケ岳、黒檜山と登っているので、残りは荒山、陣笠山、薬師岳、出張山、鍬柄山、鈴ヶ岳などです。
今回はこの残った中から、アクセスが最も便利な荒山(1,572m)に行ってきました。
荒山に登る場合、赤城県道を登って行き、赤城森林公園(ローラーすべり台のある公園)の駐車場(姫百合駐車場、第2駐車場)に車を停めて登ります。赤城森林公園は赤城県道が有料だったときの料金所のすぐ上にあるので、アクセスは容易です。
赤城森林公園の第2駐車場に車を停めて、駐車場から1〜2分のところにある荒山登山口から登り始めます。この登山道は最初のうちは階段状に整備されていて傾斜もそれほどでなく歩きやすいですが、途中から大きな石が多くなりかなり大変です。また、今年は雨が多いためか岩の表面が滑りやすかったです。
駐車場から登山口はすぐです。
登山道の最初は階段です。
岩の多い登山道
岩場を越えると荒山高原です。
登り始めて40分ほどで、荒山高原に到着しました。荒山高原は開けた場所でここから左(北)に行くと荒山で、右(南)に行くと鍋割山です。また、まっすぐ行くと赤城温泉の方向です。荒山高原で一休みしてと思ったのですが、風が冷たくで寒く休むどころではなかったので、そのまま荒山山頂を目指します。
荒山高原の標識
荒山高原はまだ春にはなっていません。
荒山高原から荒山山頂は何箇所か大きな岩を乗り越えるようなところがありますが、それほどきつい登りではありません。また、登山道も整備されているので歩きやすいのですが、所々に残雪がありました。また、途中から霧が出てきて気温がさがりかなり寒かったです。
荒山登山道に残る雪
霧の出てきた荒山登山道
荒山高原から1時間ほどで荒山山頂です。荒山の山頂は森の中であまり景色はよくありません。山頂には山頂を示すプレートと祠があります。
荒山山頂は完全に雲の中といった感じで寒かったです。
荒山山頂の祠
荒山山頂で一休みしたら、霧も出て寒いし景色もいいわけでもないので長居せず、登ってきた登山道から見て右(東)の道で下り始めます。なお、まっすぐ進むと小沼の方向に行けます。
こちらの登山道は下り専用といった感じの道なので、こちらの登山道も整備が行き届いていて歩きやすいです。
15分ほど歩くと“ひさし岩”という景色のよさそうな名前の場所に出ますが、雲が出ていたので景色は何も楽しめません。
“ひさし岩”は霧(雲)で何も見えません。
ひさし岩から10分ほどのところに山小屋(避難小屋)があります。ここの山小屋は囲われている造りになっているので風を避けることができます。
ここで少し休憩してから、さらに30分ほど進むと2つ目の山小屋(避難小屋)があります。ここの山小屋は高床になっていて晴れていれば景色がいいのでしょうが、この日の天気では吹きさらしで寒くて休むこともできませんでした。
一つ目の山小屋
東、北、西の三方が囲われています。
二つ目の山小屋
高床で景色はよさそうです。
この山小屋のすぐのところで登山道の交差点があり右(西)に曲がります。このあたりまで来ると既に荒山高原で大きな(背の高い)木は減り、笹とツツジなどの低木が広がっています。
荒山高原まで来ると霧は晴れましたがあいかわらず風が冷たかったのでそのまま登ってきた登山道で下ります。
私が持っている登山ガイドには、このあと鍋割山頂までの往復が書いてありますが、寒いし体力的にきついし、鍋割山には一度登っているので、今回は登らずに帰ります。
荒山高原から、赤城森林公園の登山口までは、朝登った登山道を下ります。朝登ったとき滑りやすい場所があったので慎重に下りました。
登るときは40分くらいかけて登った道ですが下りは30分ほどでした。途中で曲がるところを間違えたようで姫百合駐車場のところの登山口に出てしまいました。
姫百合駐車場のそばの登山口
自動車を止めた駐車場まで戻って、自動車の中でお昼を食べてから帰りました。駐車場についてすぐに雨が降ってきたのでタイミング的にはいい感じで下山できました。
9時半くらいから登り始めて、小休憩を何回か取って、3時間半くらいの行程でした。
桜にもツツジには早い時期で、山はまだ冬の終わりという感じでしたが、なかなか楽しく登れました。
なお、途中で会った登山客は20人くらいで山は非常に静かでした。