夏休みの家族旅行で那須に行ってきましたので、那須岳(茶臼岳、1,915m)に登ってきました。
ルートは最もポピュラーな那須ロープウェイを使ったコースです。ガイドなどを見ると『ロープウェイの山麓駅から山頂駅まで4分、ロープウェイから茶臼岳山頂まで0.8kmで50分』とあり、「0.8kmで50分はかかりすぎだろう。」と思いながら行きました。
那須ロープウェイまでは、那須街道を案内通りに行けば迷わずにいくことができます。途中、九尾の狐で有名な『殺生岩』があったり、どっかの宿泊施設の「九尾の狐」のオブジェも見ることができます。
有料道路があり、料金は360円でした。ETCは使えませんので現金精算です。(以前はハイウェイカードが使えたのでしょうがハイウェイカードがなくなってから、こういった有料道路の支払いは面倒ですね。)
ロープウェイの山麓駅の周りには駐車場が結構あります(100台)ので、GWやお盆などでなければ問題なく駐車できると思います。私が行ったのは夏休みとはいえ8月初旬の平日の朝9時15分頃でしたので、駐車してある車は10台くらいでした。(帰りには8割くらいは停まっていたと思います。)
ロープウェイは往復で大人:1,100円、子供:550円です。行きは18分間隔、帰りは12分間隔で運行していました。運行間隔が短いので多少混んでいる時期でもそれほど待たずに乗れると思います。
ロープウェイは110名乗りの大きさでしたが、私が乗ったときは40名程度でしょうか。行きのロープウェイではどこかのテレビ局が取材班が乗っていました。(レポーターが非常に大げさな演技をしていました。)
ロープウェイからみた山頂方向
ロープウェイの山頂駅には売店、自動販売機、トイレなどがあります。この先、山頂までは何もありませんから、用事はここで済ませましょう。茶臼岳の山頂までの道はきついので飲み物は用意しましょう。(ここでは500ccのペットボトルが250円です。那須町内のコンビニなどで買ってきたほうがいいでしょう。)
ロープウェイ山頂駅付近から見た茶臼岳
ロープウェイの山頂駅でトイレと飲み物の準備をしてから、登り始めました。
登山道は砂利道で歩きにくいわけではありませんが、登りでも少し滑ります。(帰りはすごく滑ります。)
登山道は岩の多い砂利道です。
ロープウェイ山頂駅から400mほどはずっとこんな道です。
砂利道の最後に茶色の岩が見えてきて、その先は道の様子ががらりと変わって、岩場になります。
登山道の砂利道と岩場の変わり目の茶色の岩
岩場になった登山道にはどこを通ればいいか黄色いペンキで印が書いてあります。
岩場に変わった登山道
岩場を苦労しながら歩いていくと一度山頂のような雰囲気のところに出ますが、そこには山頂まで200mの標識が立っています。ここまで来るのに30分くらいかかっていますが、まだロープウェイの山頂駅からは600mです。
山頂まで200mを示す標識
残り200mからの山頂。登山道を示す黄色の印が書いてあります。山頂の祠も見えます。
残りの200mもずっと岩場です。途中、何箇所か岩の間から水蒸気が出ているところがあります。この山はまだ火山活動をしているようです。
がんばって登ると、鳥居が見えます。
山頂の鳥居
山頂の祠
登り始めて気づいたのですが、この山はトンボがすごく多いです。山頂付近はトンボのほかにもハエやアブ、チョウなどもいました。火山活動をしている関係で、地面が暖かいので虫が多いのでしょうか?
山頂で10分ほど休んでから、登ってきた道を戻ります。茶臼岳の山頂からは別の山(牛ヶ首、朝日岳など)への行けますが今回はパスです。
茶臼岳から見た牛ヶ首
茶臼岳から見た朝日岳
下り始めてから400mほどは、登りと逆で岩場の道です。登り程きつくなく、すいすいと下りることができました。途中、登ってくる人が多いので石を落とさないように注意します。
登山道が岩場から砂利道に変わると、非常に滑りやすくて大変です。(転んでいる人もいました。)
天気が悪かったわけではありませんが、途中霧が少し出ました。
振り返ると山頂方向は霧でした。
茶臼岳に登るのは、それほど大変ではありませんが、足元(トレッキングシューズ)と手元(手袋)はしっかりしたほうがいいでしょう。滑りやすい道が続きますので、ストックがあったほうがいいと思います。途中、サンダルで登っている人もちらほら見ましたが、登山道は滑りやすいのでやめましょう。
天気に恵まれれば関東平野が良く見えるそうです。私が登ったときは雲海でした。
景色も面白いので登ってよかったと思います。